住まいの一番のメインとなる空間、リビング・ダイニング、キッチン(LDK)の間取りを考える上での基本をまとめてみようと思います。

リビング・ダイニング、キッチンの間取りは一体型が主流

リビング(L)、ダイニング(D)、キッチン(K)間取りの基本パターンは以下の3パターンがあります。

(1)L+DK (ダイニングキッチン型)

戦後、食事と寝る場所を分ける「寝食分離」の考え方を公団が採用したことから一般に広まった、キッチン空間を広めにして食事の場所も含めた空間ダイニングキッチンとるする形式。このころはまだリビングという考え方はなく、そのかわり来客時に使用する応接室がありました。

(2)LD+K (独立キッチン型)

リビングの原型は応接室ということらしいですが、ライフスタイルの変化によって応接室は家族団らんの場へと変化していきます。そして、団らんだけでなく、食事の場としての機能も有することになり、リビング・ダイニングという空間が誕生します。ダイニングがリビングと一緒になったので、キッチンは独立して隣接して設けるようになりました。

(3)LDK (一体型)

さらにライフスタイルの変化により、食事の支度をしながら子供の様子を見られる、来客時に話しながら支度ができるということが支持され、リビング、ダイニング、キッチンを一つにまとめたLDKというスタイルができました。現在はこのスタイルが主流です。

リビング・ダイニング、キッチンの広さはどのくらい必要?

リビングの基本プラン

3人掛けのソファー、テーブル、テレビを置くとなると、通路を含め8畳の広さが必要になります。

 

ダイニングの基本プラン

4人掛けのダイニングテーブルと置くとなると、通路を含め6畳の広さが必要になります。

 

キッチンの基本プラン

一般的なキッチンのサイズは2550×650なので、このサイズのキッチンに必要な広さは3.75畳です。

マンションなどでは背面の食器棚と冷蔵庫の面を合わせるように窪ませていることが多いので、3.5畳が基本の広さです。

LDKの基本プラン

 

LDKの広さは18畳以上必要

広さの表示はLDとキッチンで分けられていることが多いので、その場合LDは14畳以上、LDKとしては18畳以上となります。

しかし最近はダイニングの通路をとらずに4.5畳としているプランが多く、LDは12畳、LDKとしては16畳が最低ラインになります。

LDKのI型プラン

一番シンプルにリビング、ダイニング、キッチンをつなげたプランです。

 

LDKのL型プラン

キッチン、ダイニングをまとめ、横にリビングを配置したプランです。