インテリアや内装材の色を選ぶとき、アクセントカラーとしてどんな色を選べばいいでしょうか。
それはブルーです。
これからその理由を色彩調和論に添って説明していきます。
目次
木目の色とブルーは補色色相の関係
フローリングや家具に使われる木材はインテリアで最も多く使われている材料です。
木目の色はpccs色相環では6近辺に該当し、補色色相18にあたるブルーとは明快なコントラストを持つ組み合わせとして、色彩理論的に調和することになります。
pccsについてはこちらを参照してください。
色相番号18と言ってもトーンによってかなり色が違い、一般の人には分かりづらいので、色相番号18に相当するクロスを集めてみました。



ブルーと言っても緑がかったものから紫がかったものまで幅がありますが、色相番号18のブルーは混じり気のない青になります。
メーカーも木目との組み合わせを意識しているのか、ブルー系のクロスは圧倒的に色相番号18のものが多いです。
ウォールナットに合わせるブルー
ウォールナットは暗褐色の深い色合いと木目の美しい高級感のある人気の木材です。
ドミナント効果
ひとつの色やトーンでまとめ、全体的に統一感やなじみ感を与えることを、色彩調和論では「ドミナント効果」と言います。
ウォールナットと同じトーンのクロスと合わせました。

コンプレックスハーモニー
黄色に近い色相(床)のトーンが暗く、青に近い色相(クロス)のトーンが明るい組み合わせを、コンプレックスハーモニーといいます。
普段見慣れない新鮮な配色なので、「不調和の調和」とも言われています。

メープルに合わせるブルー
メープルは爽やかでクリーミィな色合いが人気の木材です。
きめ細かで絹のような光沢を持つ上品な木肌は合わせる色を選びません。
メープルはトーンがとても明るいため、ブルーと合わせた場合ブルーのトーンの方が明るくなることはないので、コンプレックスハーモニーにはなりません。
メープルとブルーの配色はとても相性の良い組み合わせです。

